はりねずみが眠るとき
昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
冷蔵庫の空っぽの皿
冷蔵庫を開けると、空っぽの皿が入っていた。
「葡萄だけ食べて、お皿置きっぱなし?」娘に文句を言うと、
「そんなの小さなことじゃん」と返ってきた。上の娘である。
その小さなことに、人は日々翻弄されているのだよとは言わず、娘を見る。
すると「洗い物もしたし、お風呂のお湯も替えたのに」と、不満げに娘。
見るとキッチンは綺麗になっている。
「あ、ほんとだ。ありがと」
わたしが整骨院に行っている間に、気遣って家事をしてくれたのだと判る。
失敗したなぁと思いつつ、笑いは抑えられない。
「しかし、きみのボケようは、全く見事だね」と、わたし。
「べつにボケてないし」と、娘。
「それ、かなりボケてるからね」と、わたし。
笑いつつも、彼女に感謝し反省した。出来ていないところは目立つけれど、出来ている部分は目立たない。子ども達と過ごした時間で学んだはずなのに。
冷蔵庫の空っぽの皿が目立ち過ぎたということもある。それで娘がしてくれたあれこれに目が行かなかったのだ。
午後、ふたり別々に銀行に行き、ふたり別々にすごすごと帰ってきた。
「判子が違った」と、娘。「判子、忘れた」と、わたし。
娘は勝ち誇ったように言った。
「わたしは、判子を忘れてないからね。一緒にしないでね。ボケてるのお母さんの方じゃない?」
「お母さんは、忘れっぽいだけです!」
全く親子である。
冷蔵庫から消えた『シャインマスカット』は、いただきもの。
種なしで皮ごと食べられます。その美味しさは、うーん。表現に困ります。
皮をぷちっと噛んだ食感と、その後に広がる味わい。月並みですが最高!
「葡萄だけ食べて、お皿置きっぱなし?」娘に文句を言うと、
「そんなの小さなことじゃん」と返ってきた。上の娘である。
その小さなことに、人は日々翻弄されているのだよとは言わず、娘を見る。
すると「洗い物もしたし、お風呂のお湯も替えたのに」と、不満げに娘。
見るとキッチンは綺麗になっている。
「あ、ほんとだ。ありがと」
わたしが整骨院に行っている間に、気遣って家事をしてくれたのだと判る。
失敗したなぁと思いつつ、笑いは抑えられない。
「しかし、きみのボケようは、全く見事だね」と、わたし。
「べつにボケてないし」と、娘。
「それ、かなりボケてるからね」と、わたし。
笑いつつも、彼女に感謝し反省した。出来ていないところは目立つけれど、出来ている部分は目立たない。子ども達と過ごした時間で学んだはずなのに。
冷蔵庫の空っぽの皿が目立ち過ぎたということもある。それで娘がしてくれたあれこれに目が行かなかったのだ。
午後、ふたり別々に銀行に行き、ふたり別々にすごすごと帰ってきた。
「判子が違った」と、娘。「判子、忘れた」と、わたし。
娘は勝ち誇ったように言った。
「わたしは、判子を忘れてないからね。一緒にしないでね。ボケてるのお母さんの方じゃない?」
「お母さんは、忘れっぽいだけです!」
全く親子である。
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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
ご意見などのメールはこちらに midukisae☆gmail.com
(☆を@に変えてください)
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