はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
[1565]  [1563]  [1562]  [1560]  [1561]  [1559]  [1558]  [1557]  [1555]  [1556]  [1554

グリーンカレーと生姜の皮

日曜のランチに、タイ風グリーンカレーを作った。
ルーからすべて作ったのは初めてだ。こぶみかんの葉っぱは手に入らなかったし、レモングラスの代用にレモンバームを使ったが、なかなかに美味しくできたので、定番メニューに組み込みたいと思っている。

さて。普段あまり使わない食材もあったが、そのなかでいちばん違和感を覚えたのが、生姜の皮だった。レシピに「皮つき生姜」とはっきりあったので、皮を剥かずに入れたのだが、わたしは普段、生姜の皮は必ず剥いている。
若い頃読んだエッセイ本に「大根の皮剥くバカ、生姜の皮剥かぬバカ」と八百屋さんに教えてもらったとあるのを読んでからだ。根拠の記載はなかったが、そして大根の皮はその後も相変わらず剥いていたのだが、生姜の皮だけは剥かなくてはならないものだと一生懸命剥いていた。
「皮、剥かないんだー」
違和感があったので、調べてみた。するとなんと、こんな諺が出てきた。
「大根の皮とらぬ阿呆、生姜の皮とる阿呆」
大根は皮を剥かないと味がしみにくいし、生姜は皮をむいてしまうと香りや栄養が一番多く含まれる部分を捨てることになる。状況に応じて適切な行動ができなければだめだということ、とある。
「逆じゃん! 全くもう、わたしったら」
呆れ果て、これまで剥いて捨ててきた生姜の皮達への罪の意識で、胸がいっぱいになった。まさに生姜の皮とる阿呆である。
かかれたことをそのまま鵜呑みにしたから、こういうことになったのだ。ひとつひとつの言葉の意味を考え、調べ、理解しなくては。

初めてのグリーンカレーは、美味しかったが辛さがイマイチだった。
青唐辛子に「激辛」とかかれていたので控えめにしたのだ。激辛青唐辛子についても、調べてみよう。

パクチーたっぷり、青唐辛子、レモンバーム、ライムの皮、ニンニク、
皮つきの生姜と、ナンプラー、オリーブオイル、酒を混ぜ合わせて、
グリーンペーストを、作りました。

ほぼ完成図。右上に写っているのが、レモンバームの茎です。
ライムの皮で代用したこぶみかんの葉の香り代わりにレモンも搾って。

器によそってから、粗挽き黒胡椒をかけました。
うーん、クリーミー!

拍手

10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
ご意見などのメールはこちらに midukisae☆gmail.com
(☆を@に変えてください)
Template by repe