はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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ウキウキお好み焼き

久しぶりにホットプレートを出し、昨夜はお好み焼きを焼いた。
夫は初めて会った時からお好み焼きが好きだった。最初に暮らした大田区東雪谷の最寄駅石川台には美味しいお好み焼き屋があり、ふたりで何度も食べに行った。子どもが生まれてからはホットプレートでよく焼いた。豚とシーフードを混ぜて焼くスタンダード版から、豚キムチ味、広島風に凝る時期もあったりと我が家の味は変化に変化を重ねてきた。今は雑誌danchuの特集に載っていたレシピが我が家の味だ。キャベツの切り方が特徴で千切りではなく1cm角のざく切りにする。それで食感がまったく変わってくる。豚バラ肉の薄切りを上に乗せてひっくり返しそれをカリカリに焼く。キャベツザクザク、豚バラカリカリ。生地はとろーり。食感重視お好み焼きだ。このスタイルに変えてから混ぜるのも食卓で夫がやるようになった。
「スプーンを突き刺すようにカンカン音を立てて混ぜるのがコツ」と夫はうれしそうに混ぜる。バーベキューも好きだが鍋もお好み焼きもおなじくで、みんな一緒に食卓で何かを囲むことからして好きなのだ。
昨夜は新たな挑戦もしてみた。夫の提案で初めてみじん切りの蒟蒻を入れてみたのだ。ザクザク、カリカリ、とろーりに透明感がプラスされた感じで成功だった。我が家のお好み焼きの歴史はまだまだ進化の途中かも。
 
もうひとつ我が家の特徴としては、お好み焼きに限って絶対にわたしはひっくり返さないというルールがある。わたしは家族一お好み焼きをひっくり返すのが下手なのだ。何故か。それはやらないから。
「お母さんはできないから」とずっと子ども達に振ってきた。お好み焼きの時にはわたしはお客様。結果子ども達はみんなわたしよりずっと上手にお好み焼きを焼き、ひっくり返し、切り分けて、それぞれの皿に取り分けてくれるようになった。「お母さんは下手だもんねー」と得意そうにひっくり返してくれるので、具材を用意すれば放っておいてもお好み焼きは焼き上がる。なので夕飯がお好み焼きと決まればウキウキする。ウキウキお好み焼きだ。昨夜も夫と娘で焼いてくれた。
「サラダ油持ってくる前にビール持ってくる人は珍しい」と夫に言われたが、
焼かないわたしはクールに冷えたビールをまず用意するのだ。

お好み焼きにしろ何にしろ作ってもらって食べるのはうれしいことです

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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