はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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猫とつる草

散歩をしていて、猫を見かけた。
野良だろうか。じっとこちらを見ているが、すぐに逃げられるように四足に力を入れているのが判る。しかし毛なみは美しい。外出自由な、何処かのお家の飼い猫さんかも知れない。

1年半前に、飼っていたびっきー(雄犬)が死んでから、動物とは無縁の生活を送っている。子どもの頃にやはり犬を飼っていたが(よくある話だが、チビと名づけてその後大きくなり、違和感を覚えつつもチビと呼び続けた)そう言えば、猫を飼ったことはなかったとふと思った。
犬派? 猫派? などと話題になることがあるが、わたしはたぶん、どちらかと言えば猫派だ。もちろんびっきーは特別な存在で、何派などの分類からは外れる訳だが、何故犬を飼っていたのかと言えば、それは上の娘が犬大好きな犬派だったからに他ならない。

犬派は人が好きだというタイプが多いそうだが、娘は小さな頃から常に誰かと遊んでいないと落ち着かない子どもだった。まさに人が好きなのだ。びっきーにも、そんなまっすぐな愛情を注いでいたし、それがもし猫だったとしても、変わらず可愛がったのだろうと思う。無論、犬派、猫派など、当てにならないところはある。猫派はマイペースで孤独を好むなどとも言うが、猫大好き、人大好き、という友人も多いのだ。

わたしはこの先も、猫を飼うことはたぶんないと思う。きっとこのまま、動物とは無縁の生活が続くだろう。何しろ自分の根底にある猫的と思える部分さえ、持て余しているのだ。そんなこと考えながら足もとを見ると、びっきーが好んで食べていたつる草が目に留まり、不意になつかしい気持ちになった。

警戒はしているみたいですが、カメラを向けても逃げませんでした。

ちょっと近づくと、逃げの姿勢に。それでも、じっと見ています。
バイバイと手を振ると、びくんとしましたが姿勢はこのままでした。
昨日は猫日和。買い物に出た車中でも、たくさんの猫と会いました。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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