はりねずみが眠るとき
昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
霧が作ったモノトーン
温度が急激に上がったり下がったりするこの季節、愛車フィットのフロントガラスが、よく曇るようになった。エアコンを調節し、曇らないようにするが、実は霧だったりする。目の前のガラスの曇りを、いくら取っても無駄である。温度の変化は、霧をも創るのだ。
しかしだ。「また、霧かぁ」とライトを低くし(フィットにはそういう機能がある)しばらく走ってから、フロントガラスが曇っていることに気づく。全く、目の前にことが見えていない自分に呆れつつ、ライトを上げ、エアコンを調節する。自然が作る温度変化に、ただただ遊ばれているわたしである。
『木を見て森を見ず』という諺があるが、木を見ていては森は見えず、森を見ていては木は見えないものなのかもしれない。
山梨は明野に越して来て面白く思ったのは、3分走ると霧は晴れる。そしてまた3分走ると霧の中に入る。たとえば最寄りの無人駅穴山に、朝夕末娘の送り迎えをしていた3年間。
標高600mの我が家からひたすら下る。その間に霧から抜け出る。そして国道を突っ切り、ひたすら上る。穴山というくらいだから、山である。また霧のなかに入る。逆に降りた国道の辺りが霧で、我が家も穴山の霧が晴れていることもある。
行く先が不透明になるのは恐い。霧の中に、誰にも見られてはいけない何かを隠してしまいたくなる。そして隠した途端、気づくのだ。霧は晴れている。単にフロントガラスが曇っていただけなのだと。
我が家の玄関にある、駐車場からの風景。
右の山桜の木は、13年前に隣の林から3㎝のチビくんをいただいたもの。
もっと背が伸びたけど、あまりにひょろひょろしていて夫が剪定しました。
(モノクロバージョンで撮った訳ではありません)
しかしだ。「また、霧かぁ」とライトを低くし(フィットにはそういう機能がある)しばらく走ってから、フロントガラスが曇っていることに気づく。全く、目の前にことが見えていない自分に呆れつつ、ライトを上げ、エアコンを調節する。自然が作る温度変化に、ただただ遊ばれているわたしである。
『木を見て森を見ず』という諺があるが、木を見ていては森は見えず、森を見ていては木は見えないものなのかもしれない。
山梨は明野に越して来て面白く思ったのは、3分走ると霧は晴れる。そしてまた3分走ると霧の中に入る。たとえば最寄りの無人駅穴山に、朝夕末娘の送り迎えをしていた3年間。
標高600mの我が家からひたすら下る。その間に霧から抜け出る。そして国道を突っ切り、ひたすら上る。穴山というくらいだから、山である。また霧のなかに入る。逆に降りた国道の辺りが霧で、我が家も穴山の霧が晴れていることもある。
行く先が不透明になるのは恐い。霧の中に、誰にも見られてはいけない何かを隠してしまいたくなる。そして隠した途端、気づくのだ。霧は晴れている。単にフロントガラスが曇っていただけなのだと。
我が家の玄関にある、駐車場からの風景。
右の山桜の木は、13年前に隣の林から3㎝のチビくんをいただいたもの。
もっと背が伸びたけど、あまりにひょろひょろしていて夫が剪定しました。
(モノクロバージョンで撮った訳ではありません)
HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
ご意見などのメールはこちらに midukisae☆gmail.com
(☆を@に変えてください)
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