はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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新しい街のこだわりに触れて

何でもないことに、やたら笑える時がある。
娘が入学する埼玉の大学に行き、ふたり、ごみ箱を見て笑った。
「燃やすごみだって!」「燃やせないごみもある!」
山梨では、「燃やすごみ」は「燃えるごみ」「燃やせないごみ」は「燃えないごみ」だ。
「何か笑える」「可笑しい!」
変に盛り上がり、それぞれケータイで写真を撮り、また笑った。
わたしがこれまでに住んだところ、東京や川崎でも、燃やすごみではなく燃えるごみだった。だからそれが普通だったのだが、よくよく考えると、燃やすごみの方が正しい気もしてくる。
「燃えるごみって言ったって、ごみが自然発火したら問題だよね。人が燃やすから燃えるわけでさ」
埼玉って、そういうことにもこだわっていく街なのかも。などと考えた。
娘がこれから住む町の、小さなこだわりに触れ、彼女の世界が広がっていくような気持になった。
「彼女の世界は、未知数に広がっていくんです」
大学のごみ箱が、わたしにそっと耳打ちし、教えてくれた。

埼玉県全体が、こういう表示をしているのでしょうか?
他の県、市でもあるのかな? 

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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