はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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その人を思う時間

娘の誕生日にプレゼントを送ろうと、ショッピングモールを歩いた。
26歳の上の娘。就職したばかりの彼女には、服とか鞄だろうかと漠然と思い描きつつ、しかし歩いても歩いても、これといったものが見つからない。
イタリア製のバッグ。ちょっと高価すぎるかな。
本革を2枚合わせたカラフルな小銭入れ。ユニークなだけ?
紺のロングブラウス。これはわたしの趣味そのまんまだ。

1時間ほど、歩き回っただろうか。結局、実用的な夏物の白いノーカラーのブラウスと薄いターコイズのカーディガンを選んだ。普段にも仕事にも重宝するような。と選ぶ方は考えたのだが、若い彼女が気に入るかどうかは判らない。

いろいろ考えて選びながら、会社の引っ越しを思い出していた。夫のデスクには娘からもらったという小物がたくさんあって、彼はそれを大事にしていた。
「あいつ、けっこういろいろくれるんだよね」
「そう言えば、クリスマスにワイングラス、もらったねえ」
家にも、彼女からもらったものがけっこうある。
わたしの50歳の誕生日には、写真立てに応援メッセージを入れて病院まで持ってきてくれた。骨折手術のその日だったのだ。

娘にプレゼントを選んでいて、ふと思った。プレゼントをもらうっていうことは、誰かのこういう時間をもらうっていうことなのかも知れないなあと。
あーでもない、こーでもないと思い悩みながらプレゼントを選ぶ時間、その人を思う時間、とでも言おうか。彼女がこれまで過ごしたそういう時間を思いつつ、ちょっとうれしい気持ちでショッピングモールをゆっくりと歩いた。

4年前の誕生日にもらった写真立て。タイプライターのデザインが可愛い。
写真は、ふたりでロスの友人の家に遊びに行ったときのものです。

オーストラリアにワーキングホリデーに行ったときのお土産。
アボリジニアートで、キャンプをしている絵なんだとか。
子どもの頃よくキャンプしたせいか海外でも平気でキャンプする娘です。

こっちは、カナダのワーホリから帰って来たときにもらいました。
『ハウルの動く城』を思い出しました。

アイルランドへの小旅行で選んでくれた石。いろんな絵があった中で、
「お母さんが好きそうだったから」お気に入りです。

何年か前のクリスマスプレゼント、ペアのワイングラス。
ワインはもう飲んじゃったので違うものでしたが、こんな雰囲気。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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