はりねずみが眠るとき
昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
タラの芽の天麩羅のお昼のご飯
庭のタラの芽を、天麩羅にして食べた。
「山菜の天麩羅のなかで、タラの芽が一番好きかも」と、わたし。
「俺も」口数少なく、一心に天麩羅を頬張る、夫。
揚げ立てを、これほど真剣に食べてもらえれば、料理する側としては本望。いそいそと、昼食から蓮根や舞茸、帆立なども揚げた。
しかし、『タラの芽』と聞き、なにか引っかかるものを感じるのは、わたしだけだろうか。何故『タラ』ではなく『タラの芽』と呼ぶのだろうか。『菜の花』にも同じ感情を抱く。『チューリップ』を『チューリップの花』とは、あまり言わない。『な』一音では、収まりが悪かったからか。
考えると、深い落とし穴に落ちていく。
『ふきのとう』は蕗の蕾(つぼみ)だし、茎も食べる訳だから、呼び名を変える必要があったのだろう。『筍』は、竹の子だが、漢字一文字を持っていて、自立している感がある。
多分、しりとりでは『タラ』や『タラの芽』はOKでも『タラの木』はアウトだろう。もちろん『筍』はOKで『猫の子』はアウトだ。などとくだらないことを、延々と考える。
そのうち春の庭の草や花達が、ゲシュタルト崩壊を起こし始める。
『ふきのとう』と10回言ってから『タラの芽』を食べたら『ふきのとう』の味になるだろうか。
「春の、庭の、タラの木の、タラの芽の、天麩羅の、お昼の、ご飯」
つぶやいてみたのは、うららかな春だから。春が来たのをいいことに、崩壊しようとする言葉達を、しっかりと拾い集めておかなくちゃ。
タラの芽は、まだいくつか残っています。木の芽も出てきました。
ん!? 『木の芽』って、どうして『山椒の芽』じゃないんだ!?
夫が収穫しました。14年前に新築祝いにいただいた苗が広がりました。
ランチにしては、ちょっと贅沢。天つゆを用意し、大根と生姜も下ろして。
タラの芽は、塩で。春の味わいが口のなかいっぱいに広がります。
「山菜の天麩羅のなかで、タラの芽が一番好きかも」と、わたし。
「俺も」口数少なく、一心に天麩羅を頬張る、夫。
揚げ立てを、これほど真剣に食べてもらえれば、料理する側としては本望。いそいそと、昼食から蓮根や舞茸、帆立なども揚げた。
しかし、『タラの芽』と聞き、なにか引っかかるものを感じるのは、わたしだけだろうか。何故『タラ』ではなく『タラの芽』と呼ぶのだろうか。『菜の花』にも同じ感情を抱く。『チューリップ』を『チューリップの花』とは、あまり言わない。『な』一音では、収まりが悪かったからか。
考えると、深い落とし穴に落ちていく。
『ふきのとう』は蕗の蕾(つぼみ)だし、茎も食べる訳だから、呼び名を変える必要があったのだろう。『筍』は、竹の子だが、漢字一文字を持っていて、自立している感がある。
多分、しりとりでは『タラ』や『タラの芽』はOKでも『タラの木』はアウトだろう。もちろん『筍』はOKで『猫の子』はアウトだ。などとくだらないことを、延々と考える。
そのうち春の庭の草や花達が、ゲシュタルト崩壊を起こし始める。
『ふきのとう』と10回言ってから『タラの芽』を食べたら『ふきのとう』の味になるだろうか。
「春の、庭の、タラの木の、タラの芽の、天麩羅の、お昼の、ご飯」
つぶやいてみたのは、うららかな春だから。春が来たのをいいことに、崩壊しようとする言葉達を、しっかりと拾い集めておかなくちゃ。
タラの芽は、まだいくつか残っています。木の芽も出てきました。
ん!? 『木の芽』って、どうして『山椒の芽』じゃないんだ!?
夫が収穫しました。14年前に新築祝いにいただいた苗が広がりました。
ランチにしては、ちょっと贅沢。天つゆを用意し、大根と生姜も下ろして。
タラの芽は、塩で。春の味わいが口のなかいっぱいに広がります。
HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
ご意見などのメールはこちらに midukisae☆gmail.com
(☆を@に変えてください)
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