はりねずみが眠るとき
昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
にごれる飲みて、しばしなぐさむ
夫が出張土産にと、長野は佐久のにごり酒を、買って来た。
青く細い瓶もお洒落な、その名も『藤村のにごり酒』
島崎藤村が佐久を訪れた際に、かいた詩の一節が、ラベルにかかれている。
千曲川 いざよう波の 岸ちかき 宿にのぼりつ
にごり酒 にごれる飲みて 草枕 しばしなぐさむ
「にごり酒、昔は、苦手じゃなかったっけ?」夫に聞くと、
「何年か前に飲みに行った店で、にごり酒を熱燗で出してくれてさ、まさかと思ったんだけど、それが美味かったんだよね」と、夫。
「ふうん。酒との出会いもまた、ドラマなりだね」
よく冷えたにごり酒は、フルーティーで、美味かった。
「濁る」という言葉は、悪い意味で使われることが多い。心が濁る、などは辞書を引くと「精神が健全ではない。けがれる」と、手厳しい。
「でも、濁るって、いろんなものが混ざってるってことなんだよなぁ」
にごり酒に、ほろほろ酔い、考えた。
手元の、山のグラスを見る。底を山型に削ってあり、それが曇りガラスとなっていてまるで雪山のように美しく見える。
「曇る」も、目が曇る、などと使われるが、透明な部分と曇った部分のコントラストが、このグラスの命だ。
濁るのも、曇るのも、時にはよしかなと、濁れる酒に、しばしなぐさんだ。
「飲みすぎ注意」と牽制しつつ、ふたり酔っぱらいました(笑)
旅して、詩をかくって、素敵だなぁ ♪ 憧れます。
何年か前にふたりで安曇野までドライブした時に、気に入って購入しました。
手作りで、オウトツをつけて削ってあるところが、本物の山っぽい!
青く細い瓶もお洒落な、その名も『藤村のにごり酒』
島崎藤村が佐久を訪れた際に、かいた詩の一節が、ラベルにかかれている。
千曲川 いざよう波の 岸ちかき 宿にのぼりつ
にごり酒 にごれる飲みて 草枕 しばしなぐさむ
「にごり酒、昔は、苦手じゃなかったっけ?」夫に聞くと、
「何年か前に飲みに行った店で、にごり酒を熱燗で出してくれてさ、まさかと思ったんだけど、それが美味かったんだよね」と、夫。
「ふうん。酒との出会いもまた、ドラマなりだね」
よく冷えたにごり酒は、フルーティーで、美味かった。
「濁る」という言葉は、悪い意味で使われることが多い。心が濁る、などは辞書を引くと「精神が健全ではない。けがれる」と、手厳しい。
「でも、濁るって、いろんなものが混ざってるってことなんだよなぁ」
にごり酒に、ほろほろ酔い、考えた。
手元の、山のグラスを見る。底を山型に削ってあり、それが曇りガラスとなっていてまるで雪山のように美しく見える。
「曇る」も、目が曇る、などと使われるが、透明な部分と曇った部分のコントラストが、このグラスの命だ。
濁るのも、曇るのも、時にはよしかなと、濁れる酒に、しばしなぐさんだ。
「飲みすぎ注意」と牽制しつつ、ふたり酔っぱらいました(笑)
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手作りで、オウトツをつけて削ってあるところが、本物の山っぽい!
HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
ご意見などのメールはこちらに midukisae☆gmail.com
(☆を@に変えてください)
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