はりねずみが眠るとき
昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
オー! 脳!
「ずいぶん、動くようになったね」「うん。ありがとう」
「1年前は、どうなることかと思ったけど」「ほんとだよね」
「がんばったよね、右手くん」「いやいや。きみのおかげだよ、左手くん」
右手くんが Frozen shoulder(五十肩)を患ってから、1年が経った。
今では背中で左右の手を繋ぐこともできるし、それを上にあげられる高さも少しずつ上がってきた。
「同じ手、同士だもんね」「左も右も、ねぇ」
「だけどさ」「うんうん。そうなんだよね」「そう。これ変だよね」
庭で山椒の実を収穫し、実から茎をとる作業をしていた時だ。
「きみが実を持って、ぼくが茎をとる方が、いい感じだね」と、左手くん。
「ほんとだ。ぼくが利き手だとか、先入観なしに作業してった方がいいね」
相談はまとまっていたのに、作業中、何度も中断した。
「右手くん、だから、きみが実を持つ方だって」
「左手くんこそ、茎をとる方でしょ?」
いつの間にか、逆になっている。やりにくいのに、そうなってしまってる。そればかりか、茎と実を置く場所が、逆になっていたりもする。
「なんでー?」「どうしてー?」右手くん、左手くんにも判らないようだ。
全く、脳の指令は、理解できない。オー! ノー(脳)!である。右手くんと左手くんのおかげで、美味しい山椒の佃煮はでき、文句はないんだけれど。
収穫は、摘むのは、右手くん。ボールを持つのは、左手くん。
右、茎。左、実。って唱えても、いつの間にか、逆さまに?
さくらんぼとはちょっと違うけど、カップルで、みのった実。
並べてみたら、双葉みたい。可愛いです ♪
新鮮な山椒の実と小女子を、薄味で煮た佃煮。白いご飯にぴったり。
「1年前は、どうなることかと思ったけど」「ほんとだよね」
「がんばったよね、右手くん」「いやいや。きみのおかげだよ、左手くん」
右手くんが Frozen shoulder(五十肩)を患ってから、1年が経った。
今では背中で左右の手を繋ぐこともできるし、それを上にあげられる高さも少しずつ上がってきた。
「同じ手、同士だもんね」「左も右も、ねぇ」
「だけどさ」「うんうん。そうなんだよね」「そう。これ変だよね」
庭で山椒の実を収穫し、実から茎をとる作業をしていた時だ。
「きみが実を持って、ぼくが茎をとる方が、いい感じだね」と、左手くん。
「ほんとだ。ぼくが利き手だとか、先入観なしに作業してった方がいいね」
相談はまとまっていたのに、作業中、何度も中断した。
「右手くん、だから、きみが実を持つ方だって」
「左手くんこそ、茎をとる方でしょ?」
いつの間にか、逆になっている。やりにくいのに、そうなってしまってる。そればかりか、茎と実を置く場所が、逆になっていたりもする。
「なんでー?」「どうしてー?」右手くん、左手くんにも判らないようだ。
全く、脳の指令は、理解できない。オー! ノー(脳)!である。右手くんと左手くんのおかげで、美味しい山椒の佃煮はでき、文句はないんだけれど。
収穫は、摘むのは、右手くん。ボールを持つのは、左手くん。
右、茎。左、実。って唱えても、いつの間にか、逆さまに?
さくらんぼとはちょっと違うけど、カップルで、みのった実。
並べてみたら、双葉みたい。可愛いです ♪
新鮮な山椒の実と小女子を、薄味で煮た佃煮。白いご飯にぴったり。
HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
ご意見などのメールはこちらに midukisae☆gmail.com
(☆を@に変えてください)
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