はりねずみが眠るとき
昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
光揺らす枯れ葉
朝、カーテンを開けようとすると、いつもと違う光の揺れ方に気づいた。光が瞬きでもしているかのように、揺れている。
「何だろう?」
カーテンを開けてみると、蜘蛛の巣に、枯れ葉が一枚、捉われていた。それが、風に揺れながら朝陽を浴びて、キラキラと光の瞬きを作っていたのだ。
その蜘蛛は、もう長くそこに巣を張っていて、物干し竿のすぐ上なのだが、何度か払ってもまた朝には、元に戻っているという性根の座った奴で、こちらもさっさとあきらめ、共生していたのだ。
「よかったな。ムリに退治しなくて」
こんな光の瞬きをプレゼントしてくれるなんて、思いもよらなかった。
蜘蛛当人にしてみれば、枯れ葉は無用な客人かも知れないが、冷たい冬の朝、見過ごしがちな微かなきらめきを、蜘蛛と枯れ葉は気づかせてくれたのだ。
朝の蜘蛛は、縁起がいいというのも、まんざら迷信ではないかも知れない。
何かなぁと思う気持ちと、キラキラ眩しい瞬きを、
何処からか飛んできた枯れ葉くん、ありがとう。
冬の暖かな陽射しに輝いて。でも、蜘蛛くん、ちょっと迷惑顔?
空に向かって撮ると、影絵のようです。空中に浮く、蜘蛛と枯れ葉。
今にも空へ、飛んでいきそう。枯れ葉と蜘蛛の旅の物語、始まり~。
「何だろう?」
カーテンを開けてみると、蜘蛛の巣に、枯れ葉が一枚、捉われていた。それが、風に揺れながら朝陽を浴びて、キラキラと光の瞬きを作っていたのだ。
その蜘蛛は、もう長くそこに巣を張っていて、物干し竿のすぐ上なのだが、何度か払ってもまた朝には、元に戻っているという性根の座った奴で、こちらもさっさとあきらめ、共生していたのだ。
「よかったな。ムリに退治しなくて」
こんな光の瞬きをプレゼントしてくれるなんて、思いもよらなかった。
蜘蛛当人にしてみれば、枯れ葉は無用な客人かも知れないが、冷たい冬の朝、見過ごしがちな微かなきらめきを、蜘蛛と枯れ葉は気づかせてくれたのだ。
朝の蜘蛛は、縁起がいいというのも、まんざら迷信ではないかも知れない。
何かなぁと思う気持ちと、キラキラ眩しい瞬きを、
何処からか飛んできた枯れ葉くん、ありがとう。
冬の暖かな陽射しに輝いて。でも、蜘蛛くん、ちょっと迷惑顔?
空に向かって撮ると、影絵のようです。空中に浮く、蜘蛛と枯れ葉。
今にも空へ、飛んでいきそう。枯れ葉と蜘蛛の旅の物語、始まり~。
HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
ご意見などのメールはこちらに midukisae☆gmail.com
(☆を@に変えてください)
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