はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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ツルニチニチソウ忘れちゃだめよ

リビングの掃除をしていて、花を飾ろうと庭に出た。
雪柳も山桜も山吹も、もう終わりだし、さて、ちょうどいい花はあるかなと庭を歩く。歩いていて、薪小屋前の砂利にスミレを見つけた。こんな場所では、踏まれるばかりなので玄関側に移動してあげることにした。

スミレを3つほど移動し、やれやれと、一息つく。何か忘れているような気がして、ハッと気づいた。そうだ。花を飾るんだった。切ろうと思って持っていた鋏は、シャベルの置いてあった場所に置きっぱなしだ。さて、何の花を。
そのとき、アマガエルが跳ねた。

「あっ、待ってて」と声をかけ、シャベルを置いてカメラをとりに走る。
素直なカエルくんは、ちゃんと待っていてくれた。様々なポーズを披露もしてくれて、撮影会は終了。ふたたび、やれやれと、一息つく。何か忘れているような気がして、ハッと気づいた。そうだ。花を飾るんだった。

庭を一周し、どんどん咲き始めたツルニチニチソウを飾ることにした。花瓶に挿し窓際に置き、ふたたび三度やれやれと、一息つく。

これって、買い物をしていて買おうと思っていたものを忘れるのと似ているなぁと思った。他のものに目がいくと、やろうと思っていたことをつい忘れてしまうのだ。末娘が好きだった絵本に『ベーコン わすれちゃだめよ!』(偕成社)というのがあった。男の子がおつかいに行く途中、様々な出来事に気をとられ、歩きながら唱えていた買い物リストが微妙に変化していく話だ。末娘は、それがベーコンではなくても、買い忘れてほしくないものがある時には「ベーコン、忘れちゃだめよ」と、わたしに言ったものだったと懐かしく思い出す。こういうことは不思議と忘れない。
だが、その後、リビングの掃除の続きは、すっかりと忘れ去られたのだった。
えっ、それは確信犯だろうって? ふふふ。

北側の庭にはスミレだけじゃなく、今、木苺の花がたくさん咲いています。

植え替えてあげたスミレです。新しい場所で、気持ちよさそう。

そこにカエルくんが。土いっぱいつけちゃって、冬眠明けですか?

ようやくゴール!日本酒『佐久の花』が入っていたブルーの瓶に。
窓の外には倒れた松も見えますが、新緑が綺麗です。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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