はりねずみが眠るとき
昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
風鈴蕎麦
甲府の駅ナカにある立ち食い蕎麦が、リニューアルした。
JR系列の『いろり庵きらく』が入り、内装も一変。当然だがメニューも蕎麦も変わった。うれしいのは、かき揚げを店内で揚げていてかりかりなこと。べたっとしたかき揚げを口にするのは、立ち食い蕎麦屋とて悲しいことである。
初めて暖簾をくぐったとき(実際には暖簾はないのだが)店内の壁に設置された「風鈴蕎麦」の由来などがかかれたボードに目を留めた。
江戸の町を風鈴を鳴らしながら夜食の蕎麦を売る屋台のことを「風鈴蕎麦」と言ったそうだ。それまでは「夜鷹蕎麦」と呼ばれていたそうだが、一線を画す意味もあり、かけ蕎麦一辺倒の夜鷹蕎麦にはなかった薬味をつけ、器にも凝って、風鈴を鳴らして清潔感をアピールしたらしい。
夜鳴き蕎麦と言えばチャルメラのイメージだったのだが、一瞬にしてチャルメラは消え去り、江戸の町並みがぱっと目に浮かんだ。そして、粋な風鈴蕎麦の屋台がゆるりと通り過ぎていくさまが。
「故きを温ねて新しきを知る」というが、新しくなった蕎麦屋を訪ねて、江戸の昔に思いを馳せるのもまたよし。故きも新しきも、知らない場所へ足を運ぶということで何かしらを得ることは、ままあるのだろう。
ちなみに「親ばかちゃんりん、蕎麦屋の風鈴」とは、盲目的に子を可愛がる親と、冬にも風鈴を鳴らす蕎麦屋のとんちんかんな様子をかけている言葉だそうだ。こういう言葉遊びもまた、粋なんだよなあ。
かき揚げ蕎麦です。冷房のなかで温かいお蕎麦をすする幸せよ。
最近は立ち食い蕎麦といっても、ちゃんとテーブルと椅子がありますよね。
家紋のようなロゴ? 風鈴をデザインしたものです。
壁面ボードに大きく、風鈴蕎麦のあれこれがかかれていました。
こちらは東京を歩いたときにディスプレイしてあった風鈴達。
涼しげな音色。うーん。それだけで涼しくなるから不思議です。
風鈴は、やっぱり夏の風物詩ですなあ。
JR系列の『いろり庵きらく』が入り、内装も一変。当然だがメニューも蕎麦も変わった。うれしいのは、かき揚げを店内で揚げていてかりかりなこと。べたっとしたかき揚げを口にするのは、立ち食い蕎麦屋とて悲しいことである。
初めて暖簾をくぐったとき(実際には暖簾はないのだが)店内の壁に設置された「風鈴蕎麦」の由来などがかかれたボードに目を留めた。
江戸の町を風鈴を鳴らしながら夜食の蕎麦を売る屋台のことを「風鈴蕎麦」と言ったそうだ。それまでは「夜鷹蕎麦」と呼ばれていたそうだが、一線を画す意味もあり、かけ蕎麦一辺倒の夜鷹蕎麦にはなかった薬味をつけ、器にも凝って、風鈴を鳴らして清潔感をアピールしたらしい。
夜鳴き蕎麦と言えばチャルメラのイメージだったのだが、一瞬にしてチャルメラは消え去り、江戸の町並みがぱっと目に浮かんだ。そして、粋な風鈴蕎麦の屋台がゆるりと通り過ぎていくさまが。
「故きを温ねて新しきを知る」というが、新しくなった蕎麦屋を訪ねて、江戸の昔に思いを馳せるのもまたよし。故きも新しきも、知らない場所へ足を運ぶということで何かしらを得ることは、ままあるのだろう。
ちなみに「親ばかちゃんりん、蕎麦屋の風鈴」とは、盲目的に子を可愛がる親と、冬にも風鈴を鳴らす蕎麦屋のとんちんかんな様子をかけている言葉だそうだ。こういう言葉遊びもまた、粋なんだよなあ。
かき揚げ蕎麦です。冷房のなかで温かいお蕎麦をすする幸せよ。
最近は立ち食い蕎麦といっても、ちゃんとテーブルと椅子がありますよね。
家紋のようなロゴ? 風鈴をデザインしたものです。
壁面ボードに大きく、風鈴蕎麦のあれこれがかかれていました。
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涼しげな音色。うーん。それだけで涼しくなるから不思議です。
風鈴は、やっぱり夏の風物詩ですなあ。
HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
ご意見などのメールはこちらに midukisae☆gmail.com
(☆を@に変えてください)
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