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  <title>はりねずみが眠るとき</title>
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  <description>昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々</description>
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  <copyright>© Ninja Tools Inc.</copyright>
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    <title>引っ越しました</title>
    <description>
    <![CDATA[いつも『はりねずみが眠るとき』を読んでいただいてありがとうございます。<br />
<br />
一日一筆。毎日、一つずつ随筆をかいてきて５年目に入り、<br />
気持ちも新たに、ブログを新しくすることにしました。<br />
<br />
新しいブログは、こちらです　&rarr;　<a title="" href="http://harinezumiganemurutoki.com/">『はりねずみが眠るとき』</a><br />
<br />
これからも、変わらずかき続けていきます。<br />
気軽に訪ねていただけると嬉しいです。<br />
<br />
よろしくお願いいたします。<br />
<br />
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　水月さえ<br />
<br />
]]>
    </description>
    <category>日々徒然</category>
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    <pubDate>Sun, 09 Oct 2016 15:01:00 GMT</pubDate>
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    <title>赤ん坊の足の指</title>
    <description>
    <![CDATA[ヨガ教室に行くと、忘れていた様々なことを思い出す。<br />
先週は思いもよらず、とても小さな女性が一緒にレッスンに参加することになった。生後５カ月の赤ちゃんだ。<br />
「すみません。抱っこしたままのレッスンになっちゃうんですけど」<br />
先生が、妹さんの赤ちゃんを預かっているのだという。<br />
たまたまその日は、わたしひとりの個人レッスン。レッスンにもだいぶ慣れ、やるべき形はだいたい判ってきた。「ひめトレ」という激しい動きのないタイプのヨガでもあるし、ノープロブレムだ。<br />
ストレッチポールを使い、いつものレッスンを始めた。やわらかなメロディの音楽が流れていたこともあり抱っこ紐のなかの彼女はすぐに眠ってしまった。<br />
<br />
お目覚めは、レッスン後半。足の指を開いたり閉じたりしていたときだった。<br />
「いい見本が、ここにあります」<br />
先生は「教えてあげてね」と赤ちゃんに話しかける。赤ん坊の足の指は、きれいに開いていてどの指も他の指に頼ることなく自立していた。<br />
「まだ靴、履かないんだもんね」と、わたし。<br />
「本当は、これが自然の形なのかも知れないよね」と、先生。<br />
靴のなかに収められていつしか指達は寄り添う姿が当然のようになってしまったのだろう。裸足で歩いていた太古の人々の足の指は、赤ん坊のように開いていたのだろうかと思いを馳せる。足の指を開くと、しっかりと立つことができるようになり自然と姿勢がよくなり、疲労回復などにも有効なのだそうだ。<br />
「立ったことすらないんだもんね。足ツボ押しても痛くないんだろうな」<br />
「内臓も、健康そうだしね」ふたり、笑う。<br />
とてもシンプルに生きているんだ、と思った。呼吸し、母乳を飲み、眠る。<br />
だが彼女は、曇りのない瞳で珍しそうにわたしを見ていた。ずっとじっと見ていた。知らない人、と思っているかのように。そのシンプルな生活には今、大量の情報が流れ込んでいるのかも知れない。それを摂取し、育っていく。<br />
記憶にもない、ずっと昔の自分を見ているようななつかしい気持ちになった。<br />
<a title="" href="//3kaduki.blog.shinobi.jp/File/CIMG0861.JPG" target="_blank"><img alt="" src="//3kaduki.blog.shinobi.jp/Img/1475897367/" /></a> <br />
リビングに敷いたままのヨガマットと定位置に馴染んだストレッチポール。<br />
<a title="" href="//3kaduki.blog.shinobi.jp/File/CIMG0863.JPG" target="_blank"><img alt="" src="//3kaduki.blog.shinobi.jp/Img/1475897380/" /></a> <br />
冷えとり靴下で失礼します。思いっきり開いてこのくらいです。<br />
これでも開くようになった方。どうぞお試しあれ。]]>
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    <category>日々徒然</category>
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    <pubDate>Sat, 08 Oct 2016 15:01:00 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>きのうのお好み焼き</title>
    <description>
    <![CDATA[「きのうのお好み焼きって、美味しいよね」<br />
お好み焼きを焼いた次の朝は、たいてい残ったお好み焼きを食べることになる。豚バラ肉をかりかりに焼いた焼きたても美味しいが、しっとりとした翌朝のお好み焼きもまた美味い。きのうの煮物も、きのうのカレーも、具に味が染みて味わい深くなっているが、きのうのお好み焼きも捨てたもんじゃない。<br />
<br />
しかし翌朝食べるとなると、ご飯とみそ汁、漬物などと合わせてお好み焼きを食べることになる。わたし的には、お好み焼きにご飯という組み合わせは、どうにも許容しがたいのだ。神戸出身の夫は、焼きそばにもご飯を組み合わせる。関西では、お好み焼き定食などもあるという。お好み焼きにご飯の組み合わせは、普通というより当然なのだそうだ。わたしは、お好み焼きはお好み焼き、焼きそばは焼きそばだけで食べたい。炭水化物に炭水化物はないでしょう、と身体が言っているこの感じ、自分でもどうしようのない罪悪感にも似たこの違和感は、やはり東京出身だからこそのものなのだろうか。（あるリサーチによると「お好み焼きはおかずだと思わない」という東京人９２％）<br />
<br />
だが今の季節、新米が美味い。我が家では晩は晩酌をするのでご飯は食べない。炊き立ての白いご飯を食べるのは、朝だけだ。きのうのお好み焼きも捨てがたいが、新米も捨てがたい。という訳で初めて「お好み焼きにご飯」を体験した。美味だった。ソースとご飯が意外にもマッチしていた。<br />
けど、いったい何なのだろう。抗えない強い波を、かき分けてもかき分けても前に進めないような、もがき苦しむがごときこの感覚は。<br />
東京に生まれ育ったことは確かだが、両親ともに北海道育ちだし、いちばん長く暮らしている家は今、山梨のこの家だし、夫は神戸育ちだし、東京に固執しているところなど、これっぽっちもないと思っていたのに。<br />
<br />
「美味しければ、どうやって食べたっていいじゃない。ふふん」<br />
そう思って生きてきたはずだった。だけど、わたしってけっこう、杓子定規で融通の利かないカタブツだったのかな。とほほ。<br />
<a title="" href="//3kaduki.blog.shinobi.jp/File/CIMG0816.JPG" target="_blank"><img alt="" src="//3kaduki.blog.shinobi.jp/Img/1475746121/" /></a><br />
ご飯は、少な目。遠慮がちにそっとよそいました。<br />
豆腐と油揚げの味噌汁も大豆大豆そのうえ味噌も大豆だけど違和感なし。<br />
<a title="" href="//3kaduki.blog.shinobi.jp/File/P1050381.JPG" target="_blank"><img alt="" src="//3kaduki.blog.shinobi.jp/Img/1475750308/" /></a> <br />
ラーメン大好きなのに、食べると罪悪感を覚えるという友人がいます。<br />
わたしはラーメンはだいじょうぶ。でもラーメンと餃子は炭水化物だよね。<br />
夫とラーメン屋に行くと、たいてい餃子もオーダーします。<br />
ひとつかふたつ分けてもらいますが、これはちょっと慣れたかな。<br />
でもラーメンライス or 炒飯は、あり得ない。<br />
<a title="" href="//3kaduki.blog.shinobi.jp/File/CIMG0202.JPG" target="_blank"><img alt="" src="//3kaduki.blog.shinobi.jp/Img/1475750979/" /></a> <br />
こちらは、きのうのグリーンカレーに茄子をプラスしたもの。<br />
カレーライスにナンは、やっぱ食べられないなあ。<br />
米なら米、ナンならナン。なんか損してる気がしてきた（笑）]]>
    </description>
    <category>クチーナ徒然</category>
    <link>http://3kaduki.blog.shinobi.jp/%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%8A%E5%BE%92%E7%84%B6/%E6%98%A8%E6%97%A5%E3%81%AE%E3%81%8A%E5%A5%BD%E3%81%BF%E7%84%BC%E3%81%8D</link>
    <pubDate>Fri, 07 Oct 2016 15:01:00 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>『リストランテ アモーレ』</title>
    <description>
    <![CDATA[井上荒野の連作短編集『リストランテ アモーレ』（ハルキ文庫）を読んだ。<br />
本屋で発見したときには、わくわくした。井上荒野。短編集。料理小説。<br />
「これこれ！ こういうのが！ 読みたかったの！」<br />
本屋の店頭ではかろうじて声を出さずに済んだが、漠然と求めていたお宝を見つけた喜びが込み上げた。ああ、井上荒野はわたしのなかで「好きな作家」のひとりになったんだあと実感する。本屋で一冊の本を手に取りわなわな震えている人を見ると、手を握りしめ「よかったねえ！」と言ってあげたくなるのは、わたしだけではあるまい。そこは踏みとどまるけど。<br />
<br />
目黒の小さなリストランテ「アモーレ」は、２８歳のイケメンシェフ杏二と３２歳の姉、偲（しのぶ）が切り盛りする小さな店だ。１１話の短編にはそれぞれメニューがある。例えば８話目『本日のメニュー８』は、こんな具合。<br />
　ブッラータのカプレーゼ<br />
　野生アスパラガスのタリオリーニ<br />
　茄子のグラタン<br />
　豚と羊のロース肉の香草オーブン焼き<br />
　不毛な男<br />
一夜を共にする女性には事欠かないが恋に落ちたことのない杏二。ただ一人を思い続ける偲。放浪癖のある二人の父。常連客の訳ありカップルや訳ありひとり客、杏二の師匠とその彼女、その他諸々の恋愛と格別な料理が「アモーレ」のテーブルにはいつでも並んでいる。以下『本日のメニュー８』から。<br />
<br />
「偲も知ってる女なのか、あれ？」<br />
「あれって言われてもどれだかわかんないわ。いっぱいいるんだもの。たまたま前の晩に一緒にいた娘でしょ」<br />
父は肩をすくめて見せ、私は「めずらしい雰囲気」ということについてあらためて考えてみた。<br />
「そういえば、最近ちょっとめずらしい感じではあるわね」<br />
「女ができたんじゃないのか」<br />
杏二の日頃の素行を考えれば、おかしな言い草には違いない。でもそれは、私もちらりとは考えていたことだった。<br />
「とうとう年貢を納める気になったってことかしら」<br />
「へっへっへ」<br />
父が笑った。あまり笑わないひとなのでこれもまためずらしいことではある。爽快な笑いかたとは言えなかった。<br />
「それは無理だな。あいつは絶対そういうことにはならないよ」<br />
「そう？」<br />
「あいつの土地に草は生えない」<br />
「うまいこと言うわねえ」<br />
私は感心した。父親が息子を論評する言葉としてはどうかと思ったけれども。<br />
「たまには店に来てみたら？」<br />
いつか言おう、と思っていたことがなぜか今口から出た。<br />
「いやだよ」父は言下に断った。<br />
「不毛な男と不毛な男は相性が悪いんだ」<br />
<br />
読み終えて感じたのは、きっと誰もが持っているような種類の淋しさ。店の名前に「アモーレ」ってどうよ、と読む前には思っていたのだが、そこは井上荒野。きちんと落としどころを心得ている。愛って、ともすれば幸せと対になっているような気がしてしまうけれど、じつは淋しさと対になってるんだよなあと、胸の奥に眠っていた何かを揺り起こされたような気がしたのだった。<br />
<a title="" href="//3kaduki.blog.shinobi.jp/File/CIMG0820.JPG" target="_blank"><img alt="" src="//3kaduki.blog.shinobi.jp/Img/1475623130/" /></a> <br />
井上荒野の料理小説を読むのは、３冊目。<br />
これも短編集の<a title="" href="http://3kaduki.blog.shinobi.jp/%E8%AA%AD%E6%9B%B8%EF%BC%86%E6%98%A0%E7%94%BB%E5%BE%92%E7%84%B6/%E3%80%8E%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%99%E3%83%84%E7%82%92%E3%82%81%E3%81%AB%E6%8D%A7%E3%81%90%E3%80%8F">『キャベツ炒めに捧ぐ』</a><a title="" href="http://3kaduki.blog.shinobi.jp/%E8%AA%AD%E6%9B%B8%EF%BC%86%E6%98%A0%E7%94%BB%E5%BE%92%E7%84%B6/%E3%80%8E%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%80%8F">『ベーコン』</a>が<br />
おもしろかったからこそ、手にとった文庫本でした。]]>
    </description>
    <category>読書＆映画徒然</category>
    <link>http://3kaduki.blog.shinobi.jp/%E8%AA%AD%E6%9B%B8%EF%BC%86%E6%98%A0%E7%94%BB%E5%BE%92%E7%84%B6/%E3%80%8E%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%86%20%E3%82%A2%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%80%8F</link>
    <pubDate>Thu, 06 Oct 2016 15:01:00 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>窓を開ける人</title>
    <description>
    <![CDATA[夫は、窓を開けるのが好きだ。<br />
真冬でも、雨の日でも、窓を開け放ち、空気を入れ替えるのを好む。まるで彼には、淀む空気が見えているかのように、空気を新しくしたがる。<br />
わたしはと言えば、ずっと閉めっぱなしでも、その空気に慣れ馴染み、それを受け入れてしまう。例え淀む空気が目に見えたとしても、そこにあるものとして受け入れてしまうだろう。<br />
<br />
些細なことだが、性分というものを感じる違いがそこにはある。<br />
常に新しいものを取り入れようと動いている彼は動で、今ここにあるものを受け入れてしまうわたしは静、だろうか。<br />
そんなまったく正反対の性分を持つ彼と暮らし、わたしの部屋の空気は、定期的に新しく入れ替わるようになった。<br />
窓だけではない。彼は、思いもよらなかった方向へとわたしを誘い出す。<br />
旅も、外での食事も、展覧会も、映画や本も、自分では選ばない思いもよらない場所やモノの扉を開けていく。<br />
たぶんどんな夫婦でも、互いが違うということに、悩みぶつかることが多いと思う。しかしそれは、互いのよい部分に影響を受け合っていくことでもある。<br />
<br />
「あ、また窓を開けてる」<br />
若い頃には、どうしてまたこんな日にと思ったものだったが、最近「夫が窓を開けること」が好きになっている自分に気づいた。<br />
<a title="" href="//3kaduki.blog.shinobi.jp/File/CIMG0783.JPG" target="_blank"><img alt="" src="//3kaduki.blog.shinobi.jp/Img/1475644518/" /></a> <br />
まるで窓を開けていくみたいに、雲の隙間から顔を出した青空。<br />
<a title="" href="//3kaduki.blog.shinobi.jp/File/CIMG0786.JPG" target="_blank"><img alt="" src="//3kaduki.blog.shinobi.jp/Img/1475644523/" /></a> <br />
こんな空を見てると、雲の手前に空がぽっかり浮いた騙し絵のように<br />
見えてきます。この秋は、こういう曇り空が多かったですね。<br />
<a title="" href="//3kaduki.blog.shinobi.jp/File/CIMG0794.JPG" target="_blank"><img alt="" src="//3kaduki.blog.shinobi.jp/Img/1475644529/" /></a><br />
羊雲。秋の雲。玄関で家越しに撮ったのでアンテナが写っています。<br />
<a title="" href="//3kaduki.blog.shinobi.jp/File/CIMG0594.JPG" target="_blank"><img alt="" src="//3kaduki.blog.shinobi.jp/Img/1475645035/" /></a> <br />
足もとでは、カマキリさんとテントウムシくんが雑談中。<br />
いや、にらめっこかな。２匹とも、肉食なんだよね。<br />
<br />
]]>
    </description>
    <category>日々徒然</category>
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    <pubDate>Wed, 05 Oct 2016 15:01:00 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>ひとかけらの後悔</title>
    <description>
    <![CDATA[涼しくなって、毛糸物を編みたくなった。<br />
ずっと前に買ったベージュの毛糸があったので、自分用にマフラーでも編もうかなと編み始めた。久しぶりに棒針で、だが簡単なモノ、簡単な編み方という<a title="" href="http://3kaduki.blog.shinobi.jp/%E7%B7%A8%E3%81%BF%E7%89%A9%E5%BE%92%E7%84%B6/%E6%8C%81%E3%81%A6%E3%82%8B%E5%88%86%E3%81%A0%E3%81%91">スタンス</a>は崩さず、リブで編んでいった。編んでいくうちに、思いついた。<br />
「そうだ。この間衝動買いしたベレー帽に合わせられるような、ショールマフラーにしよう」<br />
ベレーは、ベージュと白が基調になっていて、様々な色が入っている。ラベンダーピンク。クリーム。ブラウン。そして小さなアクセントにターコイズや赤、オレンジ、山吹色、明るい黄緑など。すべてを入れなくとも色を少し合わせてみようと、手芸用品売り場や百均の毛糸売り場を歩き、いくつか毛糸玉を買った。アジアン風なショールマフラーに仕上がる予定だ。<br />
<br />
編んでいてふと、やわらかな笑顔になっている自分に気づいた。カラフルな色のせいか、ウールの手触りのせいか、自然と優しい気持ちになっていたのだ。<br />
「編み物って、いいな」<br />
だがそう思えるのは、今気持ちに余裕があるからなのかも知れないとも思う。<br />
<br />
子ども達が幼かった頃、よく子ども部屋で寝かしつけながら編み物をした。彼らの手袋やセーター、マフラーなんかを編んでいた。<br />
しかしそれは、気持ちに余裕があったからではない。逆だった。自分の時間がとれないことに日々焦りを感じ、子ども達を寝かしつけながらでもできることを模索して編み棒を手に取っていたのだ。<br />
今なら思える。もっと、子ども達に向き合うべきだったと。若かったのだ。しかし、若かったからできたこともたくさんあったのだろうとも思う。<br />
<br />
もう、全く思い出せないけれど、子ども部屋で編み物をしていたとき、わたしは今のように優しい気持ちになったのだろうか。<br />
そうだったらいい。少しでも、明るい色のやわらかな毛糸が、子ども達との毎日にやさしい風を吹かせてくれていたのなら、と思わずにはいられない。<br />
母親は、たぶんどんな母親でも、ひとかけらの後悔を胸に沈めているのだ。<br />
<a title="" href="//3kaduki.blog.shinobi.jp/File/CIMG0829.JPG" target="_blank"><img alt="" src="//3kaduki.blog.shinobi.jp/Img/1475573242/" /></a><br />
これが衝動買いしたベレー帽です。早くかぶりたいな。<br />
<a title="" href="//3kaduki.blog.shinobi.jp/File/CIMG0833.JPG" target="_blank"><img alt="" src="//3kaduki.blog.shinobi.jp/Img/1475573247/" /></a> <br />
こちらが、編み始めたばかりのショールマフラー。<br />
<a title="" href="//3kaduki.blog.shinobi.jp/File/CIMG0838.JPG" target="_blank"><img alt="" src="//3kaduki.blog.shinobi.jp/Img/1475573258/" /></a> <br />
こうやって何度も並べてみて、編み進めています。<br />
この先、ベージュ基調にするか、白基調にするか迷っています。<br />
そんなふうに迷えるのも、編み物の楽しみのひとつですね。<br />
<a title="" href="//3kaduki.blog.shinobi.jp/File/CIMG0836.JPG" target="_blank"><img alt="" src="//3kaduki.blog.shinobi.jp/Img/1475573254/" /></a> <br />
カラフル部分は、ターコイズと山吹色、赤と黄緑の２種類の糸を入れて。]]>
    </description>
    <category>編み物徒然</category>
    <link>http://3kaduki.blog.shinobi.jp/%E7%B7%A8%E3%81%BF%E7%89%A9%E5%BE%92%E7%84%B6/%E3%81%B2%E3%81%A8%E3%81%8B%E3%81%91%E3%82%89%E3%81%AE%E5%BE%8C%E6%82%94</link>
    <pubDate>Tue, 04 Oct 2016 15:01:00 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">3kaduki.blog.shinobi.jp://entry/1610</guid>
  </item>
    <item>
    <title>『ハドソン川の奇跡』</title>
    <description>
    <![CDATA[映画<a title="" href="http://wwws.warnerbros.co.jp/hudson-kiseki/#">『ハドソン川の奇跡』</a>を、観た。<br />
経験豊かな機長の機転でハドソン川に着水した飛行機のニュースは覚えていたが、英雄と讃えられた機長サリーが、その後１年半にも渡り、乗客を命の危険にさらした容疑者として扱われていたことは、全く知らなかった。<br />
<br />
２００９年１月１５日、USエアウェイズ１５４９便は、ニューヨーク・ラガーディア空港を離陸した直後、雁の群れに遭遇しバードストライクにより両エンジンが停止。機体は急速に高度を下げていき、目前には大都市マンハッタンが迫っていた。予測し得なかった危機のなか、機長サリーはハドソン川への不時着を決断する。そして着水後、乗員乗客１５５人はぶじ救助され、サリーの偉業は「ハドソン川の奇跡」と称賛された。しかし、サリーを待っていたのは、彼の決断に疑いをかける国家運輸安全委員会の執拗な調査と尋問だった。<br />
空港に引き返せなかったのか。他の空港に緊急着陸できなかったのか。本当に両エンジンとも停止していたのか。不時着水は乗客の命を危険にさらす無謀な判断ではなかったか。<br />
酒は飲んでいなかったか。睡眠はとれていたのか。夫婦仲は悪くなかったか。<br />
サリーは、次第に追い詰められ、憔悴していく。<br />
<br />
胸を打ったのは、サリーのプロ意識の揺るぎなさだ。<br />
映画のシーンにはなかったが、彼はテレビのインタビューで「奇跡ではありません」「英雄と呼ばないでください」と訴えたそうだ。彼がやったことは、奇跡 ＝ 「人の限界を超えた現象」ではないし、彼は、英雄 ＝ 「危険を冒す者」（ある辞書の定義）でもないのだと。<br />
それは決して謙遜している訳ではなく、危険な賭けに乗員乗客を巻き込むような真似はしない、というプロとしてブレない自信からくる言葉だった。<br />
コンピューターでのシミュレーションで、空港への着陸が可能だったという結果が出ても、彼の自分への信頼が崩れることはなかった。<br />
<br />
映画を観て、これまで何度となく飛行機に乗ってきたが、人が操縦していることすら意識しなくなっていた自分に気づいた。だがいつでも飛行機には、一瞬たりとも危機管理を怠らず真剣に操縦するパイロットがいる。<br />
機械と共生せずには暮らせなくなった今、だからこそ人がやるべきこと、人にしかできないことがあるのだと知っておこうと思った。<br />
<a title="" href="//3kaduki.blog.shinobi.jp/File/CIMG0808.JPG" target="_blank"><img alt="" src="//3kaduki.blog.shinobi.jp/Img/1475395680/" /></a><br />
原題は『ＳＵＬＬＹ（サリー）』機長の名前です。<a title="" href="//3kaduki.blog.shinobi.jp/File/CIMG0813.JPG" target="_blank"><img alt="" src="//3kaduki.blog.shinobi.jp/Img/1475395692/" /></a> <br />
映画広告の言葉は「１５５人の命を救い、容疑者になった男」<br />
<a title="" href="//3kaduki.blog.shinobi.jp/File/CIMG0811.JPG" target="_blank"><img alt="" src="//3kaduki.blog.shinobi.jp/Img/1475395686/" /></a> <br />
クリント・イーストウッド監督作品です。]]>
    </description>
    <category>読書＆映画徒然</category>
    <link>http://3kaduki.blog.shinobi.jp/%E8%AA%AD%E6%9B%B8%EF%BC%86%E6%98%A0%E7%94%BB%E5%BE%92%E7%84%B6/%E3%80%8E%E3%83%8F%E3%83%89%E3%82%BD%E3%83%B3%E5%B7%9D%E3%81%AE%E5%A5%87%E8%B7%A1%E3%80%8F</link>
    <pubDate>Mon, 03 Oct 2016 15:01:00 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>気楽にビネグレットソース</title>
    <description>
    <![CDATA[夫からリクエストされる定番メニューのなかに、ポークソテーｏｎビネグレットソースがある。そのリクエストの際、彼はいつも言ってくれる。<br />
「たいへんだったら、ただのポークソテーでもいいよ」<br />
いく種類もの野菜をみじん切りにして作るソースは、見るからに手間がかかりそうだと思うのだろう。しかし、わたしはいつも笑って請け合う。<br />
「だいじょうぶだよ。ビネグレットソースにするね」<br />
この手間がかかりそうに見えるソース。じつはけっこう気楽に作れるのだ。<br />
<br />
トマト、パプリカ、玉葱、ピーマン、ニンニクを入れるのが我が家ではスタンダードなのだが、みじん切りにするのはニンニクひとかけらのみ。あとはすべて粗みじんでＯＫだ。この粗みじんというのが、気楽さの素。何だってそうだと思うが、完璧にやろうと思うと緊張する。しっかりみじん切りにしなくてはならない料理と粗みじんの「まっこのくらいでいっか」という料理では、緊張の度合いが違うのだ。<br />
「美味しいね」と言い合って食べるときに思う。<br />
突き詰めて完璧を求めるだけが、いいって訳じゃない。特に家庭のなかの仕事は、粗みじんくらいがちょうどいいのかもって。<br />
<a title="" href="//3kaduki.blog.shinobi.jp/File/CIMG0803.JPG" target="_blank"><img alt="" src="//3kaduki.blog.shinobi.jp/Img/1475287663/" /></a><br />
帆立のカルパッチョ、ブロッコリーのサラダとワインの食卓。<br />
<a title="" href="//3kaduki.blog.shinobi.jp/File/CIMG0801.JPG" target="_blank"><img alt="" src="//3kaduki.blog.shinobi.jp/Img/1475287659/" /></a> <br />
添えてある茄子は、町内の産直野菜売り場で買った茄子。<br />
手がきのレシピに、ロッサビヤンコとカプリスという名が。<br />
<a title="" href="//3kaduki.blog.shinobi.jp/File/CIMG0807.JPG" target="_blank"><img alt="" src="//3kaduki.blog.shinobi.jp/Img/1475287668/" /></a> <br />
次の日の朝食にも、余ったロッサビヤンコにソースをかけました。<br />
目玉焼き、失敗したあ！ でも胡麻油が香ばしく美味でした。]]>
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    <category>クチーナ徒然</category>
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    <pubDate>Sun, 02 Oct 2016 15:01:00 GMT</pubDate>
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    <title>穴があいた冷えとり靴下</title>
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    <![CDATA[<a title="" href="http://3kaduki.blog.shinobi.jp/%E6%97%A5%E3%80%85%E5%BE%92%E7%84%B6/%E5%86%B7%E3%81%88%E3%81%A8%E3%82%8A%E9%9D%B4%E4%B8%8B%E3%82%92%E8%A9%A6%E3%81%97%E3%81%A6">冷えとり靴下</a>に、穴があいた。<br />
足には身体の様々な部位のツボがあり、弱っていたり疲れている部位のツボから毒素が出て、シルクを溶かし穴があくのだと聞いていた。これは、治癒の過程で不要なものを排出する瞑眩（めんげん）という症状なのだそうだ。<br />
ほんまかいなと疑心半分興味半分でいたのだが、つま先やかかとのような擦り切れやすい場所ではなく土踏まずにあいたので、まさしく瞑眩なのだろうと調べてみた。土踏まずは、腎臓のツボだった。毎年健康診断は受けていて異常はないのだが、不安になる。<br />
<br />
しかし、穴のあいた場所をよくよく見て、あっと声を上げた。<br />
「左の土踏まず。怪我をした場所だ！」<br />
ひと月ほど前、無花果を採りに来ないかと突然誘われ畑に入った。不用心にも裸足にサンダル。無花果の実に気をとられていて小枝を踏み、器用にも土踏まずに刺してしまった。けっこう血が出て痛かったので、深く深く刺してしまったかといつになく動揺した。だが傷はそう深くもなく、消毒し軟膏を塗りバンドエイドを貼ったのは１日だけで、その後は放っておいた。それを、冷えとり靴下は見逃さなかったのだ。<br />
「冷えとり靴下もすごいけど、身体ってすごいなあ」<br />
わたしがすっかり忘れてからも、傷をしっかり治そうと、悪いもの、不要なものをせっせと排出してくれていたのだ。<br />
「もうちょっと、大切にしてくださいな」<br />
そう言われたような気がして、サボっていた体操をにわかに再開した。<br />
<a title="" href="//3kaduki.blog.shinobi.jp/File/CIMG0788.JPG" target="_blank"><img alt="" src="//3kaduki.blog.shinobi.jp/Img/1475137983/" /></a> <br />
洗いざらしで失礼します。３足を使いまわしています。<br />
<a title="" href="//3kaduki.blog.shinobi.jp/File/CIMG0790.JPG" target="_blank"><img alt="" src="//3kaduki.blog.shinobi.jp/Img/1475138054/" /></a> <br />
ほんとうに傷と重なる位置に、ぽっかりと。不思議。<br />
穴があいたのは４枚重ねて履くうちの１枚目のシルクです。<br />
この夏は冷えとり靴下のおかげか、足をつることがありませんでした。]]>
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    <category>日々徒然</category>
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    <pubDate>Sat, 01 Oct 2016 15:01:00 GMT</pubDate>
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    <item>
    <title>新米の力、種の力</title>
    <description>
    <![CDATA[今年も、新米が届いた。毎年、近所の田んぼのお婆ちゃんから買っているお米。モミを突いてその日のうちに届けてくれる、ほんまもんの新米だ。<br />
さっそく精米し、炊いて食べた。<br />
「今年は、美味しくできたよ」とおばあちゃんが言う通り、例年にも増して甘くもっちりとしたご飯が炊きあがった。それを噛みしめるとき、至福の時というのはこういう瞬間を言うのだなとしみじみ思う。<br />
<br />
そして、瑞々しい新米を食べると、不思議と力が湧いてくる。<br />
以前、初めて種まきから米作りをしたという人が、言っていた。<br />
「米って、米粒を撒いてできるんだよ。すごいよね」<br />
一粒のお米も、種なのだ。<br />
モミを突く前の米を土に撒けば、そこから芽が出て稲穂を揺らし米ができる。<br />
「そりゃあ、力も湧いてくるはずだ」<br />
生まれてこの方、いったいいく粒の米を食べたのだろう。その米がもし芽を出していたら、どのくらいの広さの田んぼになるのだろう。<br />
身体のなかで、一粒の米が芽を出す様子を思い浮かべる。<br />
陽の光を浴び、土の栄養とたっぷりの水を吸い、ぐんぐんと伸びていく。そして重そうに稲穂を垂らす。<br />
「命の起源って、いまだ科学でも解明できてないんだよな」<br />
不意に、何が不思議で何が正しくて何があり得ないのか、判らなくなった。<br />
<a title="" href="//3kaduki.blog.shinobi.jp/File/CIMG0760.JPG" target="_blank"><img alt="" src="//3kaduki.blog.shinobi.jp/Img/1475133618/" /></a><br />
新米、炊き立て、つやつや、もちもちです。<br />
<a title="" href="//3kaduki.blog.shinobi.jp/File/CIMG0759.JPG" target="_blank"><img alt="" src="//3kaduki.blog.shinobi.jp/Img/1475133613/" /></a> <br />
夜は晩酌をするのでご飯を食べないのですが、特別に炊きました。<br />
根菜たっぷりの豚汁と、大根と鶏肉の煮物、小松菜と鶏の辛し和え。<br />
<a title="" href="//3kaduki.blog.shinobi.jp/File/CIMG0792.JPG" target="_blank"><img alt="" src="//3kaduki.blog.shinobi.jp/Img/1475191228/" /></a> <br />
炊いた残りは、おむすびにして一人ランチに。<br />
<a title="" href="//3kaduki.blog.shinobi.jp/File/CIMG0774.JPG" target="_blank"><img alt="" src="//3kaduki.blog.shinobi.jp/Img/1475133632/" /></a> <br />
玄米で１年分、田んぼのお婆ちゃんから買っています。<br />
よく見ると、まだ緑がかった色をした米粒もあります。<br />
<a title="" href="//3kaduki.blog.shinobi.jp/File/CIMG0768.JPG" target="_blank"><img alt="" src="//3kaduki.blog.shinobi.jp/Img/1475133620/" /></a> <br />
自動精米機に、精米しに行きました。３０kg３００円です。<br />
<a title="" href="//3kaduki.blog.shinobi.jp/File/CIMG0777.JPG" target="_blank"><img alt="" src="//3kaduki.blog.shinobi.jp/Img/1475136031/" /></a> <br />
町内の田んぼは今、稲刈りを済ませた田んぼとこれからの田んぼが、<br />
入り混じっている風景です。<br />
<a title="" href="//3kaduki.blog.shinobi.jp/File/CIMG0781.JPG" target="_blank"><img alt="" src="//3kaduki.blog.shinobi.jp/Img/1475136037/" /></a> <br />
稲刈りを済ませ、天日干しをしている田んぼもあります。<br />
干してからも米は稲の栄養を吸い、成長していくそうです。<br />
お米を干すために、木製や竹、金属で組み立てたものを、<br />
山梨では「牛」と呼ぶそうですが「馬」と呼ぶ地方もあるとか。]]>
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    <category>クチーナ徒然</category>
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    <pubDate>Fri, 30 Sep 2016 15:01:00 GMT</pubDate>
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