はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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衣替えの季節に

「あ、気持ちいい」
新しいスリッパに替えて、思わずそんな言葉がこぼれた。
「あ、これ、気持ちいいね」
夫も、同じことを言う。
冬仕様のスリッパをようやく夏仕様に替えたのだが、新しく買ったスリッパは内側がスエードのような風合いに作られていて、裸足のつま先を入れたときのそのフィット感がつい言葉を漏らすほどに気持ちがよかったのだ。

山梨でも標高の高い我が家では、この時期まで薪ストーブを焚く日がある。炬燵もまだまだ仕舞えない。それでも、少しずつ春夏モノに替えていくのは楽しい仕事。少しずつ始めるのに、ゴールデンウイークはちょうどいい。

「気持ちいいなあ」
もう一度声に出して言い、ああ、こういう感覚って久しぶりだなと、忘れていたことを思い出したような気がした。冬の間、縮こまっていた身体と心。まだまだ、すっかり解放されてはいないのかも知れない。一つずつ小さな衣替えを繰り返していくうちに、身体も心も新しい季節に馴染んでいくのだろう。衣替えをして気持ちがいいなと思うのって、じつはとっても大切なことなのかも。

裸足で新しいスリッパを履き、窓を開けて、深呼吸する。
「うーん。気持ちいい」
何度でも、声に出しながら。

シンプルなデザインも、気に入っています。
むかしは、スリッパのサイズはあんまりありませんでしたが、
このごろでは、ちゃんと選べるようになりましたね。

こちらは先週、衣替えした玄関の暖簾。
何年か前に京都の藍染の店で、一目惚れしました。
店主の指が、藍色に染まっていたのが印象的でした。

ベッドの枕元には、涼しげな色合いの日本手拭い。
手拭い、選ぶのに迷うほど様々な模様のものが作られていますね。

トイレの小窓には、いっぱい咲いたスズランを飾って。

昨日の八ヶ岳。すっかり夏の顔です。

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