はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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嫌いではない「それ、嫌い」

末娘が大学生になり、埼玉でひとり暮らしを始めてから1年と少しが過ぎた。
時にはふたりで、飲みに行ったり、ランチしたりと、外で会うことが多くなり、気づいたことがある。彼女は、わたしの服装について、意外と厳しい目で見ている、ということだ。
「それ、嫌い」
先日も、アジアン雑貨屋で3年ほど前に見つけたお気に入りのサンダルを履いていると、彼女に言われた。
「スリッパっぽいんだもん」「そう?」
しかし、わたしは気にしない。彼女と服装の好みが違っていることは、重々承知だ。そして、わたしが気にしないことを知っているからこそ、彼女は正直な感想を口にするのだ。わたしは、彼女のそういうきっぱりとしたところが嫌いではない。彼女がもちろん、誰にでも言う訳ではないことも知っている。友人には気を使って、言わないことが多いらしい。
わたしは、意見を求められた時には、正直に答えるが、こちらから言うことはしない。どちらにせよ、家族なのだから「正直に」というところが大切だ。だからこそ互いに安心して、聞けるというものである。

先月、彼女がスマホを買うために au の手続きに、つきあった。その時にオレンジ色のカーディガンを着て、au オレンジの紙袋を提げた彼女に「それとそれ、おそろいだね」と、ジョークを飛ばし、嫌な顔をされた。
彼女はもちろん、気にしない。家族であるから、わたしのジョークには慣れっこになっているのだ。そして多分、彼女はわたしのジョークが嫌いではない。わたしだって誰彼かまわず、くだらないジョークを飛ばすわけではないのだ。

こんな風に服装の好みを正直に言い合えて、くだらないジョークを飛ばせる仲、というのは、けっこう理想的な家族だと思うのだが、どうだろうか。

軽くて足の負担がまるでありません。そういうところ、確かにスリッパ?
かかとを折り曲げて、スリッパのように履いても、OKです。

革のボタンに、革のひもをくるくる巻いて留めます。このゆるさも好き。

切り抜いてある模様も、靴下と合わせられるところも気に入っています。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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