はりねずみが眠るとき
昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
秋が来た朝
台風が温帯低気圧に変わり通り過ぎた朝。
毎朝飲む白湯、昨日のポットの残り湯が、いつもより美味しく感じられた。山梨の北、標高600mの我が家では、半袖では肌寒いほど冷え込んでいた。
「あ、今朝、秋が来たんだ」
そうつぶやくと、腑に落ちた。
栗が実を落とし、とんぼが群れをなして舞い、蕎麦が白い花を咲かせ、田んぼの稲粒が一粒ずつが日々重みを増しながら頭を垂らしていくのを眩しく眺めていた。もうすぐ秋が来るんだな。あるいは少しずつ秋になっていくのだなと。
しかし、秋はある朝突然、場所ごとに、家ごとに、いやたぶん、ひとりひとりそれぞれにやってくるものなのだと知った。日中は気温が上がり夏日となったが、わたしに来た秋は、一昨日の朝だったと言い切れる。気温が下がった朝の山々は、くっきりと輪郭を際立たせ美しかった。
「お、綺麗」
運転席の夫が、富士山を見て声をあげた。
「彼にも今朝、秋が来たのだろうか」
そんなことを考えながら、助手席で富士山を眺めていた。
南の方角、韮崎駅に向かう農道からはまっすぐ前に富士山が臨めます。
正反対の北を向くと、やはり正面に八ヶ岳。韮崎からの帰り道に。
八ヶ岳の方が、富士山よりずいぶん近いので、
アップにすると、夏山が秋に向かう様子が感じられます。
さらにアップにした八ヶ岳の最高峰、赤岳です。
こちらは権現岳。螺旋のようにも見える稜線が美しい山です。
足もとを見ると、稲刈りを待つばかりの稲穂が揺れていました。
毎朝飲む白湯、昨日のポットの残り湯が、いつもより美味しく感じられた。山梨の北、標高600mの我が家では、半袖では肌寒いほど冷え込んでいた。
「あ、今朝、秋が来たんだ」
そうつぶやくと、腑に落ちた。
栗が実を落とし、とんぼが群れをなして舞い、蕎麦が白い花を咲かせ、田んぼの稲粒が一粒ずつが日々重みを増しながら頭を垂らしていくのを眩しく眺めていた。もうすぐ秋が来るんだな。あるいは少しずつ秋になっていくのだなと。
しかし、秋はある朝突然、場所ごとに、家ごとに、いやたぶん、ひとりひとりそれぞれにやってくるものなのだと知った。日中は気温が上がり夏日となったが、わたしに来た秋は、一昨日の朝だったと言い切れる。気温が下がった朝の山々は、くっきりと輪郭を際立たせ美しかった。
「お、綺麗」
運転席の夫が、富士山を見て声をあげた。
「彼にも今朝、秋が来たのだろうか」
そんなことを考えながら、助手席で富士山を眺めていた。
南の方角、韮崎駅に向かう農道からはまっすぐ前に富士山が臨めます。
正反対の北を向くと、やはり正面に八ヶ岳。韮崎からの帰り道に。
八ヶ岳の方が、富士山よりずいぶん近いので、
アップにすると、夏山が秋に向かう様子が感じられます。
さらにアップにした八ヶ岳の最高峰、赤岳です。
こちらは権現岳。螺旋のようにも見える稜線が美しい山です。
足もとを見ると、稲刈りを待つばかりの稲穂が揺れていました。
HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
ご意見などのメールはこちらに midukisae☆gmail.com
(☆を@に変えてください)
ご意見などのメールはこちらに midukisae☆gmail.com
(☆を@に変えてください)